くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

交流会に参加いただき、本当にありがとうございました @ Level 3.3

同じ悩みを抱えた人と顔をみて本音で話せること

2019年5月5日に東京都内で開催された交流会に参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。遠方からも多数の方に参加いただき、本当に感謝です。

また、今回は医療問題弁護団の弁護士先生にも参加いただき、法的な視点からの現在のレーシック被害の問題点や、私も参加した一連の裁判の意義、そして今後どのように働きかけていけばよいのかなどのアドバイスをいただきました。連休にも関わらず、先生には会に参加いただき、本当にありがとうございました。単に「ひとりで闘うのはつらいから」と始めた交流会だったのですが、交流会の開催を支えてくださっている皆様のお陰でこのように定期的に開催することができています。

レーシック被害者は孤独です。

いや、レーシック被害者だけではなく、すべての「完治する術が無く、生活に支障が出る致命的な病」を抱えた人は恐怖のトンネル中で、ひとり怯えて孤独に佇んでいると思います。

真っ暗闇です。

テレビを観ても人と話をしても散歩をしても料理をしていても、心の中には恐怖と不安が常に棲みついています。来る日も来る日も朝も夜もネットで症状を検索しては、薄暗い部屋のなかで、まるで時空に閉ざされたような恐怖を感じます。誰がどんな言葉をかけても、明るい太陽の下で深呼吸をしても、孤独と恐怖の魔物は人生と思考を侵食し続けてゆきます。

致命的な病を抱えていない健康な人と、そうではない人と。

その間には大きな大きな壁が立ちふさがっています。たとえ家族であっても恋人であっても。身体がある程度健康で、失業や離婚や失明や痛みや死... ... それ以外の未来が描ける人とそうではない人。

時に頭の中で増殖してゆく魔物は、どんどん大きくなってゆき、もうその魔物としか会話が出来なくなってしまいます。そんな世界のなかに、私はずーっとずーっと棲み続けていました。

唯一、いったん落ち着いて息をすーっと吐きだし、暗いトンネルのなかであっても手元にロウソクを灯して歩き出そうと思えるのは、やはり理解してもらえる相手と話が通じたときです。そうやって今回も、頭のなかの魔物をいったん追い出して、今自分ができる事をひとつひとつゆっくり進め、今という瞬間を精一杯楽しもうと思うことができました。

本当に、皆様ありがとうございました。

次にお会いできるのを楽しみにしています。

 

期待をしない所に宝物が落ちている

交流会のあと、12時間以上かけて地球の反対側へ。その国の人は不親切だとか、その国の食べ物はまずいとか、ホテルにお化けが出るとか、そんな噂だけを聞いていたので、本当に全く期待せずに (むしろあんまり気乗りせず) この街にやってきました。

ところが!

生活して一週間もたたないうちに、この街が大好きになってしまいました。親切に丁寧に対応してくれる人々、障がいを持った人や高齢者が威厳をもってカッコよく暮らしている街、実は愛嬌がある国民性、ベビーカーで公園や街を散歩しているたくさんの家族連れ、各国の料理が味わえる店、焼きたてのパンが並ぶローカルなカフェ、どこへでも行けて案内も分かりやすい地下鉄。

私の人生の場合、ものすごく期待していた事が裏目にでて、全く期待していない事が上手くいく傾向にあるので、これもそのひとつのようです?

 

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スパイ映画にでてくるやつ

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刑事ドラマにでてくるやつ