消費者庁の「重大事故に関する公表に掲載する事例」に掲載されました @ Level 3.8
消費者庁から届いた書類に記入し、カルテや領収書のコピーなどを郵送したのが先週のお話。消費者庁の担当者様から、
「いただいた事故情報につきましては、重大事故として消費者庁で毎週行っている重大事故に関する公表に掲載する事例として10月31日(木)に消費者庁ホームページに掲載することとなりました。」
とのご連絡をいただき、下記レポートにて公表が行われました。
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/131031kouhyou_3.pdf
赤字で囲まれているのが、多分私の事例です。実は、こうやってレーシック難民になるまで、消費者庁がこのように事故レポートを出していたり、被害データベースをネット上に公開していることなど、全く知りませんでした。...正直、興味を持ったことすらありませんでした。す、すみませんっ。
消費者庁の方、このように問題を明るみにしてくださいまして、本当にありがとうございました。一部では軽々しく受け取られがちなレーシック被害を、「重大事故」として取り扱っていただきましたこと、本当に感謝しています。
...長い事、海外で仕事をしていると「Win-Win Solution」という言葉を良く聞きます。日本語で何というのかよく分かりませんが、「敵対する、あるいは、利害が異なる双方に対し、どちらにとっても有利な解決方法を見つける」みたいな意味です。お互いにとってメリットのある落としどころを見つけましょうよ、ね、という感じ。
ネット上の炎上などから推測すると、ここでいう「敵対する双方」は、「レーシック難民」vs 「レーシック難民を出したクリニックと関連の方々」となるでしょう。
私を含めたレーシック難民と呼ばれるレーシック被害者さんが、心から願っている解決方法は「治癒」です。別にレーシック・クリニックに特攻してやろうとか、つぶしてやろうとか、国を相手に訴えてやろうという訳ではなく、とにかく仕事や家事が問題なくできる状態に治してほしいというだけです。
ここで考えられる、「Win-Win Solution」は何でしょうか?
非難されるのを少し覚悟でいうなら、
「レーシック・クリニックが、後遺症を訴えているグループと、後遺症が全く出ていないグループを徹底的に追跡調査・検査し、後遺症の根本原因を特定して治療方法を確立することが出来た」
なら、
「レーシックは、その手術による既存の後遺症の原因は特定されており、その内容はすでに禁忌事項に反映されていて、万が一後遺症が発生したとしても治療方法が残されている、比較的安全な術式になる」
のではないでしょうか?レーシック・クリニックが後遺症の原因特定と治療法を確立することにより、レーシック自体の安全性も高まり= (今より儲かり)、私たちも難民脱出ができるわけです...。
...ただ、あまりにも時間がたってしまいました。
例え今、レーシック・クリニック側が後遺症原因特定や治療法特定に踏み出したとしても、多くの被害者さんは、もうクリニックの名前すら聞きたくない状態だと思います。一度崩れた信頼関係は、なかなか元に戻りません。
トラブル問題が発生したその瞬間に、素早く真摯に対応することが、どれだけ大切なのか、それを自分自身の体験で思い知らされました。
いやぁ、まぁ、自分への自戒をもこめて。