何かがおかしい、もしかしたら失敗したのかもしれない…
異変に気付いたのは、術後10日目辺りでした。
通常であればもう仕事に復帰でき、眼を風や埃から守る保護眼鏡からも解放されて、レーシック後の世界を堪能し始めている時期です。
私はまだ仕事にも復帰できずベットで横になったまま。
痛みはレベル5のままです。
有給終了後に仕事には行きましたが、結局半日で早退し、その後はずっと病欠を取り続けていました。
眼が痛くて痛くて、5分程度ですら眼を開いていられないのです。
滝のように目薬を使用しても、痛くて痛くて、目の表面がヒリヒリしてまるで新種の拷問のようです。
光が眼に突き刺さるようで、会議の際のプロジェクターを観ることすらできません。
家の中でも大きな黒いサングラスをかけて生活しています。
ほんの少しの風が眼にあたると、しゃがみこむほどの激痛です。
気まぐれに突風がふきつける地下鉄が恐ろしくなり、遠回りをしてバスで移動するようになりました。
地下鉄の突風は、保護眼鏡の隙間からも目に突き刺さります。
1日が終わるころには、激しい頭痛・肩こり・全身の痛みで嘔吐。
痛みどめなどの薬を飲んでも、全く効き目がありません。
痛みのために寝られず、クリニックに了承を得た後は睡眠薬を使うようになりました。
クリニックは毎日のように通っていました。
術後のドライアイがひどく出ているだけなので、処方されたドライアイ用の目薬をさすようにと言われます。
「眼は綺麗に治ってきています。術後のドライアイがひどく出ただけなので、数週間で痛みはなくなりますよ。最悪でも1年たてば、必ずドライアイ自体が治ります。」
と、ヒアレインとサンティアを処方されるだけです。
…ドライアイだけで、こんなに痛むものなのだろうか?
レーシックをした家族や同僚にメールをしても、皆、10日目頃には元気に仕事に復帰していたと言うだけです。すぐに治るから頑張って、と締めくくられています。
…でも、このままでは仕事に復帰できない。仕事どころか買い物にすら行けない。
何かとんでもないことが自分の身に起きたのだと感じました。
自分の力で解決方法を探さないと、私の人生が終わる…
恐怖の瞬間でした。
当時、文字通り眼の痛みで涙を流しながら、不安でいっぱいになりながら書き込んだのが、下記のスレッドです。
ドライアイで眼を開けていられません
http://www.lasik-049.com/lasik_taiken/thread-10948.html
初めて、レーシッククリニック以外の人に助けを求めた瞬間でした。