くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

悪寒眼痛戦慄のその後 @ 右目のみLevel 4.5

前回の悪寒眼痛戦慄について、いろいろアドバイスいただきましてありがとうございました。あれから同じような発作は起きていないのですが、次に起きた時の人体実験用として、

  • 携帯用酸素 - 群発頭痛の緩和に実績があるらしい
  • 葛根湯 - 身体にやさしく悪寒を取る作用があるらしい

を用意しておきました!

アシュトンマニュアルも簡単に眼を通しました。医者が簡単に処方する薬に、このような副作用があることに再度絶望したとともに、同時に、レーシック被害後の眼の痛みを緩和させる方法がベンゾ系の薬か、軽い全身麻酔以外に無いというジレンマ。「無い」と言い切っている背景にはこの3年間の実験結果があります。ありとあらゆる痛みに効く薬を試し、かろうじて若干効いたのがデパスでした。残念ながら、軽い全身麻酔の方は、連続的に行うことができないわけで...。完全にデパスを辞めることは、事実上難しいので、頓服として最低限の量を使いながら、治療法が確立されたら止めていくことを目指します。

ちなみに、行きつけの病院で相談してみたところ:

  • 群発頭痛か、三叉神経の問題の可能性が高いので、次に発作が発生したら、専門の病院へ紹介状を書くとの事。
  • 今飲んでいるデパスの量では、依存しないし離脱症状も起こらない (ただし、これは賛否両論ある)。

とのお言葉でした。新たな病気かぁ...

...先日は、都内でも一気に桜が満開。まだ意識が少しぶっとんでいる叔父を車椅子にのせて、病院の近くの公園に桜を観に行きました。久しぶりに(というか数か月ぶりに)病院から出られた叔父は大はしゃぎ ...。でも、車椅子を押す私の方は...大変なんてもんじゃない!東京の街のつくりは、障がいを持った人に対して、なんて不親切なんだ!これで、数年後にパラリンピックやオリンピックなんてできるのかよ!

車道と歩道のちょっとした段差で車椅子が立ち往生する。体中の力で押し上げようとしても、逆に車椅子がつんのめりそうになるので、ちょっと斜めの角度から押し上げる必要がある。歩道橋でしか対岸に渡れないので、途方に暮れる。歩道に数段の階段があって、前に進めない。歩道に木の根っこがもりあがっているので、車椅子は迂回しないといけない。少し広めの店に入っても、通路に陳列した商品に引っかかって移動ができない。段差でおろおろしている私を助けてくれるのは、いつも中高年の方々。人によっては「ちっ」と舌うちして、邪魔者扱いされる。横断歩道で少しもたもたしていると、車が猛突進して左折してくる...。

ま、不慣れな私もいけませんけどね。でも、少しの親切や余裕があってもいいんじゃないかなぁ。

私が叔父を連れていった公園は観光客の方もよく訪れる、桜スポットではありませんが、別の事で有名な公園です。それなのに公園にたどり着くのも、公園内で散策をするのも、道の整備が車椅子向けではなかったために至難の業でした。

東京都内で車椅子で生活している方にとって、街がこの状態では、なかなか外に出ることが難しいだろうなと、改めてこの歳になって思いました。眼もそうですが、身体に障がいが出て初めて分かる事がありますね...。これでは、障がいを持った人がどんどん引きこもりになるのは、当然です。子供がどんどん減っていくのも、当然です。