くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

山は登るよりも降りる方がつらいんだな @ Level 3.8

とにかく、このゴールデンウィークは自分の歴史に残る、つらい数日だったような気がする。多分、一生この数日の事は思い出したくない。

東京中をぐるぐる徒歩で歩いて、次に住めそうな場所を探した。変な不動産屋にも出くわしたし、休み中だというのに数分で次々と内覧の予約を入れてくれるやり手の営業さんにも出会った。...落ち着いたら、この不動産探しの事についてもブログで書いてみようと思うけど。とにかく、毎日毎日サングラスをして、薬は飲まずに!、ただひたすら歩き回っていたような気がする。

精神的・肉体的なつらさの限界がきて、何度も記憶が飛び飛びになっている。川沿いのベンチにぼんやり座り込みながら、気が付いたら夜になっていて、泣いていたことも何度もある。眼が痛い、住むところが無い、いろいろやばい!はぁ。

でも、自分が動かなければならない。自分が動かなければ、安らげる場所も仕事も、なによりも大切な健康も、指の隙間からどんどんと零れ落ちてゆく。

眼が締め付けられるように痛い。コンタクトレンズが一番楽だけど、5時間程度の装着が限界だ。コンタクトを外すと、そのあとに拷問のような眼の表面の痛みと、眼を開けていられない眼の奥の痛みが押し寄せてくる。コンタクト装着後の痛みが一体何なのか、全く分からない。

日によって、プリズム遠近眼鏡が全然合わない日もあるし、裸眼の方が楽な時間帯もあるし、プリズムの入っていない老眼鏡の方が楽な日もあるし、なにをどうしようと痛くて痛くて世をはかなむ日もあるし。自分の眼だけが、身体から分離して暴走している。何も楽しめないし、あれほど元気だった身体すら動かないし、とうとうメンタル的にもう限界が来たのかと思ってしまう。

...いったん離脱するしかない。この戦いから。いったん登った山を下りて、自分の生活を建て直し、また挑戦する機会をうかがうしかない。いろんな意味で、人生の再出発。

おかげさまで、次に住むところが見つかりそうだ。感謝!

それに、毎日毎日飽きずに不動産のサイトを観ていたら、何とブログ更新の際に、レーシックの広告が出なくなったよ、不動産の広告が表示されているよ。良かった。引っ越し先が決まった後も、どんどん不動産のサイトをクリックすることにしよう。

夜明け前の暗闇で @ Level 4.5

引っ越しをしなければならない。

面倒なこと (英語で言うと Challenges !!) が重なり、やらなくてはならない事、自分で決められない事、自分で決められる事、が網の目のように絡まって、ただ分かっていることはここから数か月以内に出ていかなければならないという事だ。

私にとって今、何よりも大切なのは収入源の死守と健康の維持、そして眼の痛みが激痛にエスカレートしない環境を、せめて自宅では確保する事。それ以外の事に時間を割いたり、エネルギーを注ぐ余裕が全くない。本当に、全くない。

夜、仕事から帰宅したら、料理も作るし、中国茶を淹れるし、お酒も飲むし、スーツにアイロンもかけるし、洗濯もするし、筋トレもするし、掃除もするし、お風呂でゆっくり歌も歌うし、音楽をずっとかけているし、眼の調子が良ければ録画したドラマや映画も観る。ただ、私のこれらの生活は、すべて暗闇の中で行われている。真っ暗な暗闇のなかで。真っ暗ななかで、私の毎日はひとつひとつ進んでいる。電気、特に蛍光灯の白い色は、仕事で疲れた眼にとっては拷問だ。

...レーシック被害にあって、私は人と生活をともにすることが出来ない身体になってしまった。他人と空間を共有することを前提として選んだ、今の家では、もう生活の維持ができなくなってきてしまった。レーシック前に培った、ここでのプライベートな人間関係も、今では単に崩壊してしまっている。

...何という事だろう。きっとかなり昔からこの日が来ることは分かっていたのに、自分はずっと眼をそらし続けてしまった。

まず、独りで立ち上がるのだよ、独りでしか生きられないんだよ。

暗闇の中でしか生きられない、それが事実なんだ。

 

東京は広い。

広いのに選択肢が無い。

同じようなお部屋たち、同じような間取り、緑も青空も無い空間と、同じようなコンビニ、どこまでも続く灰色のビル。職場まではとてつもなく時間がかかり、収容所のような通勤がもれなくついてくる。

ターミナル駅のコンコースで、いろんな所へ発車してゆく電車の電光掲示板を見ながら、本当にくらくらと眩暈で倒れそうになってしまった。

ここからどこへ行くのか?どこで暮らすのか?どうやって探せばいいんだろう?どうやって決めればいいんだろう?

五反田?錦糸町?目黒?渋谷?池袋?吉祥寺?幕張?熱海?鎌倉?本八幡

海があるといいな、海もいいけど緑が欲しい。

 

この苦しみは、夜明け前。この暗闇の先に、今まで見たことも無い、素晴らしい朝日が昇ることを信じて。

 


Coldplay - Midnight - YouTube

Landing is Launching @ Level 5.0

飛行機を乗り継いでも乗り継いでも、繰り返し朝が追いかけてくる。飛行機から見下ろす地球は丸くて、地平線を彩る群青色の闇に淡い赤やオレンジの光が射し込み、虹色のグラデーションを描く。このままフライトが、永遠に続けばよいと思う瞬間。飛行機から観る日の出。

 

飛行機のなかで「Gravity (邦題 : ゼロ・グラビティ)」という映画を観た。そのせいもあってか、何だか宇宙に始まり宇宙に終わる旅だった (といっても何が何だか分からないだろうけど)。宇宙に近い上空から地球を眺めていると、資本主義やら金銭至上主義やら、人間が造り出した非人間的なシステムに半ば翻弄され、受ける必要も無い手術を受け、そして痛みにもだえている自分が少し間抜けに思える。

 

飛行機のなかでみたその映画の中で、とても印象的なフレーズがあった。映画の主人公が宇宙に取り残され、地球への帰還をなかば諦めた時、幻のなかにて、亡くなった同僚が助けてくれる場面でのアドバイスだ。

 

"Well...Landing is Launching"

日本語に訳すと、「(ロケットを) 着陸させることは発射させることだ」という意味になると思う。別の解釈に言いかえると、「地に足をつけるということは、行動するのと同じことだ」。

 

レーシック後遺症被害の問題も、それにまつわる利権の争いも、全然終わっちゃいない。レーシックで後遺症を背負った (自分を含めた) 人々が、それぞれ何とか治療方法を見つけていくまで、地に足をつけて、ほんの少しでも行動するしかないのだと思う。「諦めてはならないという意地」が私と地上とを結びつけている命綱なのかもしれない。

 

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レーシック難民向け?、ホテルでもトイレでもできる体操 & ストレッチ @ Level 4.0

またもや、地球の反対側まで大移動。

私の人生の1/3は移動中のような気がするので、今日は趣向を変えて、ホテルでもトイレの中でもできるレーシック難民向け? エクササイズを紹介。ホテル暮らしが長く、移動とレーシック後遺症で身体はぼろぼろ。そんな時に、何とか身体を楽にしようと、いろいろなストレッチや体操を試したところ、ほぼこの基本的な体操に落ち着いた。

動画さえあれば (あるいは動作を覚えてしまえば)、ホテルでもトイレのなかでも仕事の合間でもできるのでお勧めかも。

 

■朝 : 基本のラジオ体操


ラジオ体操第一・第二

朝起きてすぐに、ハードな筋トレやストレッチをすると、筋や関節を痛めやすい。で、何回か痛めてしまった。いろいろなストレッチなどを試したけれど、やはり日本人なのか、朝の体操は定番に落ち着いた。実は結構良くできた体操らしく、全身の筋肉をほぐすことができるらしい。忙しい時は第一だけ、というかほとんど第一しかしていないなぁ...この音楽を聴くだけで、何か取りあえず一日が始められるような気になる。

■昼 : 仕事中にこっそり眼の体操


Yoga eye exercises (ヨガ版 眼の体操)

本当に基本的な眼のストレッチ。

本当に基本的な動きなので、ゆっくり話している英語版にしてみた。英語の勉強をしながら、眼の基本的な体操をしてみるのも良いかも ??

■夜寝る前 : 肩こり解消エクササイズ


ニューストレッチプログラム(あべこべ体操)

機内に缶詰めになり、肩も首もがちがちに吐きそうな位に凝っているとき、たまたま見つけたこの動画。一緒にストレッチをしてみたら、何と!痛みが楽になった。お風呂に入って温まった寝る前に、このストレッチを行い、その後ゆっくり寝ると一番効果的。しかし、動きは若干難しい...

実はこの「ニューストレッチ」シリーズは結構すごくて、痛い箇所に合わせて体操をすると効くので、まとめを紹介。

http://matome.naver.jp/odai/2134570376560274301

 

...以前、首と腰を痛めた状態で飛行機に乗り、約1時間ほどひどい乱気流に飲み込まれたら、なぜか痛みがすっかり無くなったことがある。同じような事が何度かあり、実はこっそり「乱気流には痛みを治す力があるのではないか」と、変な妄想をいただいているのだが、誰も立証はしてくれなさそうだし、残念ながら眼に対してはちっとも効果が無い。

...ということで、眼の痛みが治る良い方法は、やっぱりips細胞を使用した夢のコンタクトレンズしかないのかなぁ。

悪寒眼痛戦慄のその後 @ 右目のみLevel 4.5

前回の悪寒眼痛戦慄について、いろいろアドバイスいただきましてありがとうございました。あれから同じような発作は起きていないのですが、次に起きた時の人体実験用として、

  • 携帯用酸素 - 群発頭痛の緩和に実績があるらしい
  • 葛根湯 - 身体にやさしく悪寒を取る作用があるらしい

を用意しておきました!

アシュトンマニュアルも簡単に眼を通しました。医者が簡単に処方する薬に、このような副作用があることに再度絶望したとともに、同時に、レーシック被害後の眼の痛みを緩和させる方法がベンゾ系の薬か、軽い全身麻酔以外に無いというジレンマ。「無い」と言い切っている背景にはこの3年間の実験結果があります。ありとあらゆる痛みに効く薬を試し、かろうじて若干効いたのがデパスでした。残念ながら、軽い全身麻酔の方は、連続的に行うことができないわけで...。完全にデパスを辞めることは、事実上難しいので、頓服として最低限の量を使いながら、治療法が確立されたら止めていくことを目指します。

ちなみに、行きつけの病院で相談してみたところ:

  • 群発頭痛か、三叉神経の問題の可能性が高いので、次に発作が発生したら、専門の病院へ紹介状を書くとの事。
  • 今飲んでいるデパスの量では、依存しないし離脱症状も起こらない (ただし、これは賛否両論ある)。

とのお言葉でした。新たな病気かぁ...

...先日は、都内でも一気に桜が満開。まだ意識が少しぶっとんでいる叔父を車椅子にのせて、病院の近くの公園に桜を観に行きました。久しぶりに(というか数か月ぶりに)病院から出られた叔父は大はしゃぎ ...。でも、車椅子を押す私の方は...大変なんてもんじゃない!東京の街のつくりは、障がいを持った人に対して、なんて不親切なんだ!これで、数年後にパラリンピックやオリンピックなんてできるのかよ!

車道と歩道のちょっとした段差で車椅子が立ち往生する。体中の力で押し上げようとしても、逆に車椅子がつんのめりそうになるので、ちょっと斜めの角度から押し上げる必要がある。歩道橋でしか対岸に渡れないので、途方に暮れる。歩道に数段の階段があって、前に進めない。歩道に木の根っこがもりあがっているので、車椅子は迂回しないといけない。少し広めの店に入っても、通路に陳列した商品に引っかかって移動ができない。段差でおろおろしている私を助けてくれるのは、いつも中高年の方々。人によっては「ちっ」と舌うちして、邪魔者扱いされる。横断歩道で少しもたもたしていると、車が猛突進して左折してくる...。

ま、不慣れな私もいけませんけどね。でも、少しの親切や余裕があってもいいんじゃないかなぁ。

私が叔父を連れていった公園は観光客の方もよく訪れる、桜スポットではありませんが、別の事で有名な公園です。それなのに公園にたどり着くのも、公園内で散策をするのも、道の整備が車椅子向けではなかったために至難の業でした。

東京都内で車椅子で生活している方にとって、街がこの状態では、なかなか外に出ることが難しいだろうなと、改めてこの歳になって思いました。眼もそうですが、身体に障がいが出て初めて分かる事がありますね...。これでは、障がいを持った人がどんどん引きこもりになるのは、当然です。子供がどんどん減っていくのも、当然です。

地獄からの生還 @ Level 5.5

更新が途絶えていたのには理由があって。

いまだかつて経験したことが無いタイプの眼の痛みと身体の不調に遭遇。布団の中でただひたすら丸くなって、眼の奥からズンズンと眼球を握りつぶされるような痛み、ヤスリでこすられているかのような眼の表面の痛み、痛みで振動を続ける耳の鼓膜のビリビリビリビリビリビリッという痛み、体中をつきぬける寒気、時折おそってくる嘔吐、と闘っていました。部屋を真っ暗にしてただ横になりながら、人類も資本主義も滅びてしまえ!と呪詛の言葉をはきながら。

確かに去年の11月からプライベートで不幸が重なり、不幸連打もそろそろ6か月目に突入しているので、体調不調が起こることは予想していました。ただ、片道30時間の出張をこなしても、片道15時間の出張をこなしても、会社を休むほどの眼の痛みは出現していなかったので、少し楽観視していたことも事実。これなら何とかイケるぞ!と。

3月の中旬に、小刻みな国内出張が続き、しばらく東京で普通に仕事をしていた時、突然痛みが襲ってきました。眼の表面のギリギリとやすりでこすられるような痛み、眼の奥から眼球を握りつぶされるような痛み。そして何故かは分かりませんが、Level 5の痛みを超えると、耳の鼓膜がビリビリ震えて、顔全体が痛みの巣窟になります。こうなると何の薬を飲もうが目薬を使おうが、全く効果はありません。通常、ミドリンMを投与して、強制的に睡眠薬で身体を眠らせると、次の日には何とか症状が治まるのですが、今回は違いました。

眼の痛みはどんどん加速し、音がほとんど聴こえないほどに耳の鼓膜が振動して顔全体が痛み、体中を強烈な寒気が突き抜けて、時折吐き気が襲ってきます。洗面器を抱えたまま、布団にくるまって、何度も暖かいお風呂に入ってみますが寒気は止まりません。歯もがちがち鳴って、手も足も鼓膜もぶるぶる震えます。40度近くの熱が出る前、みたいに背筋に氷が流し込まれているようです。それなのに熱は全く出ず、吐き気はあるものの身体はものすごく元気。

あまりに寒いので、アイマスクで眼をふさいで、腕立てを50回とか腹筋を50回とか、ひたすら身体を動かしてみても、痛みも寒気も全くどうしようもならない。もう全く訳が分からない状態。身体は元気なのに、首から上が張り裂けんばかりに痛んで機能せず、私はここに独り。筋トレしている人が、痛みで病院へ行くのも変だし、そもそも医者から簡単に渡される薬も最近信じられなくなっているし。

この痛み。私がマシンガンでも持っていたら、マンションのベランダから撃ちまくるか、自分の脳髄めがけてぶっぱなすよな。あ、人はこういう時に「狂って」しまうんだ。痛みで狂う "かも" と、今まで仮定の範囲内で想定していたけれど、今まさに現実として自分の身にふりかかろうとしている。

かろうじて正気を保てていた理由は良く分かりません。誰かに助けを求めようとか、病院へ行こうという発想は全く脳裏に浮かびませんでした。ただひたすら別の自分が、自身の痛みと、ボーダーラインをひょいっと越える糸が切れた心を、冷静に観察し続けていました。これが、人類がまだ出会ったことのない未知の (あるいは隠ぺいされ続けている) 後遺症...必要のない手術を、やってはいけない状態の眼に施した結果なのだと。

無駄な筋トレが良かったのか、これ以上会社を休むと減給だという別の恐怖が痛みの恐怖を制したか、とにかく分からないけれども、寝込んで3日目辺りから何とか人間に戻ることができました。おかげで体重がかなり減ったのでラッキー...ではないな。

後でネットで検索してみたら、このような寒気の事を「悪寒戦慄(おかんせんりつ)」と言うらしく、本当にこの言葉そのものの戦慄的な体験でした。

 

この痛みの原因が何なのかは分かりませんが、あえて推測してみると:

  • ストレスが溜まった ?? ... これもありえる。
  • 更年期障害がスタートした ?? ... ホルモン異常とか、これはありえる。
  • 移動時に、実験的にいろいろなコンタクトを使っていたので、眼が新しい環境に追い付かなかった?? ... コンタクト位で寒気が起こるかなぁ、多分違う。
  • デパスを辞めているので、離脱症状 ??...でも、3月に入ってからほとんど飲んでいないのにな。起こるならもっと早く起こるのでは、でもありえる。
  • 上記が複合的に...もう分かりませんわ。

この体験を書いて、レーシック後遺症を持っている方を怖がらせたくはありませんが、同じような経験をしたことがある方がいらっしゃったら、対処方法を教えていただけると助かります。

まぁ、取りあえず私は眼以外は元気です。悪寒戦慄眼痛戦慄...この言葉気に入ってしまったし。

遠視コンタクトでベストな視力を探る @ Level 3.5

2/22 (猫の日だよ..) 辺りから、一気に眼の調子が悪化し始めた。眼全体が眼球を握られているかのように痛む、まるでヤスリで角膜を削られているかのように眼の表面が痛む。デパスも、ロキソニンも、ラクリミンも、もはや何の効果も無い。

眼調が悪い時こそ、人体実験に適しているかもしれません、ということで数週間前に遠くの眼科 (仮にB眼科としておこう) で処方された、遠視コンタクトレンズの組み合わせの処方を、パソコン作業が少ない日に順に試してみることにした。

私の場合、+ 1.50 の遠視コンタクトをジムで運動するときなどに使用していたが、近距離は見えても、生活に必要となる程度の遠く (駅の案内を見る、店の看板を認識するなど) はあまり良く見えない。その為、今回は B眼科で薦められたとおりに +1.25 から実験を開始することにした。

 

まずここで私がレーシックをする前の視力を書いておこう:

裸眼視力

右 = 0.05

左 = 0.04

眼鏡で矯正した後の視力

右 = 0.7

左 = 0.5

※手術をしたレーシッククリニックのカルテから抜粋。

 

B眼科で指摘された通り、私は利き目である右目の方が若干視力が良い状態で生きてきた。その視力を「楽だ」と感じ、30年近くその視力で生活してきていた事になる。また、矯正視力も 0.7 と、かなり低矯正の状態だった。社会人になってから IT (コンピュータ関連) 一本で仕事をしてきたので、身体が低矯正を求めた結果なのだろう。残念ながら、コンタクトでの矯正視力はカルテに残っていないが、眼鏡とそれほど差が無かったことを記憶している。

 

ではレーシック後はどうなったかというと:

裸眼視力

右 = 1.5

左 = 1.5

※変動はかなりあるが、B眼科にての最新データでは 1.5あった。残念!

 

「右目の方が若干見やすく、かつ、0.7位の視力が一番身体にフィットしていた、アラフォーでパソコンとお友達のオバちゃん」がレーシック手術を行い、その後に発生したのは後遺症のオンパレードだ。この視力が身体に合わないことは明白だ、ということで下記の画像にある3種類のコンタクトレンズの組み合わせを試してみた。

総合評価をすると、近く (本を読む、スマホを見る) と 遠く (駅の表示を見る、トイレの場所を探す) が同時に行えて、眼が非常に楽だったのが

左目 : +1.00

右目 : +0.75

の遠視用ソフトコンタクトレンズだった。

 

今回の実験で学んだこと:

  • 遠視コンタクトレンズの方が、身体が楽。眼の奥の痛み、気持ち悪さ、こめかみや顎の痛みなど、眼精疲労的な締め付けるようなズキズキするような痛みや吐き気などに対しては、眼鏡よりも効果がある。デパスを飲まなくても、それほど苦労せずに耐えることが出来た。
  • "ワンデーアキュビュー トゥルーアイ" が一番、レーシック後の眼にフィットする。それ以外のメーカーや製品だと、複視 (ものが2重に見えること) が起きやすい。...製品名を書くと「裏で金もらってるだろゴラァ」みたいな事言われるんだろうけど、そういうお話があったらいいなぁ(笑
  • 私の場合、角膜神経痛などもあるのか、コンタクトレンズを長時間装着できない。レーシック前は12時間連続装用していたくらいなのだが...今では眼の表面の痛みを我慢しても 5-6時間が限界。
  • コンタクトを外した後、になぜか角膜表面がかなり痛む。痛くて寝られない日もある。以前、角膜の保護目的でコンタクトレンズを装着していた時にも同じ症状が起きていたのだが、原因は不明...
  • パソコン作業は、コンタクトよりも眼鏡の方が楽。眼鏡にはプリズムが入っているので、眼が楽なのかもしれない。
  • 自分の身体に合ったコンタクトを装着して、そのあとにコンタクトを外して裸眼になると、一気に眼の奥の痛みや眼の表面の痛みが襲いかかり、吐き気などが出てくる。...これは意外と顕著に現れたので、自分でもありりゃ、とたまげた。おかげで風呂で吐きましたよ。コンタクトを外したとたんに眩暈とゲロって、これは新たな兵器。

今後、コンタクトと眼鏡をどう併用していくかが課題だなぁ...というか、また新しくコンタクトを買わなきゃいけないじゃないか!

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