レーシック後遺症と、輻輳力 (眼を寄せる力) が弱いという問題 (1) @ Level 3.8
レーシック後遺症と闘っている、レンコンさんなどの先輩からも伺ったのですが、レーシック難民に若干共通しているのが「輻輳力 (ふくそうりょく - 眼を寄せる力) が弱い、あるいはほとんど無い」という問題です。私も、診察券でカルタ取り大会が出来るほどにたくさんの眼科を周りましたが、ほぼすべての病院で「年齢の割に、輻輳力 (眼を寄せる力) が無い」という診断を受けました。
この輻輳力というのは、スマホやパソコンなど、近くを見る時に必要となってきます。スマホに夢中な若い人を観察していると分かりますが、近距離の小さい文字を見ているときは、両眼が鼻の方に寄っています。この眼を寄らせて近くを見る力の事を、輻輳力というらしいのですが、どうもレーシック難民にはこの力が極端に欠けている人が多いようなのです。
詳しい説明はこちらへ。
説明にもあるように、この力を物理的に補うために、プリズム眼鏡というものが必要になってきてしまいます。ただ輻輳といってもその度合いが、近距離・中距離・遠距離で異なるために、段々と、パソコン作業用の眼鏡・会議や街歩き用の眼鏡・運転用の眼鏡、と3段階に分けた眼鏡が必要になり...そのうちに眼鏡だけが大量に生産されることになってしまいました。
しかし、「レーシックを受けたから輻輳力が無くなったのか、レーシックを受ける前から輻輳力が無かったのか」それが今のところ不明です。この見解については、今まで通った眼科でもまちまちでした。私に関して言うと、レーシック前の輻輳力のデータはありません。レーシック前の術前検査にも、2010年当時は、眼の輻輳力の検査が含まれていなかったので、今となっては永遠の謎ということになります。
では、輻輳力不全になるとどんな症状が出るか:
(ちなみにこちらは、複数のアメリカのサイトなどから抽出してみました)
- 眼の痛み
- 眼の疲れ
- 眼が引っ張られる
- 頭痛
- 近くの文字を読むのがつらい
- 複視
- 集中力が無くなる、読んだものを忘れる
- 眩暈
- 乗り物に酔いやすくなる
- 片目を閉じる、眼をこする
- 強い瞬きが増える
まさに、レーシック難民の症状です...。
いったいどうしたらよいというのか?日本だけではなく、英語で検索しても同じようにレーシック後の輻輳力の低下を訴える書き込みなどは、複数見受けられます。どうやら世界規模で発生している症状のようです。
続きます...