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くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

レーシック難民がまたもや、名誉棄損で発信者情報開示と削除要求 @ Level 4.0

手術から4年目 後遺症の法的処置や訴え

レーシック難民ブログの中では有名な染井さんに続き、くろちゃんさんが、レーシックを受けたクリニックから名誉棄損ということで、発信者開示請求 (IP開示請求) と削除要求を受けました。ふたりがレーシックを受けたクリニックは、別のクリニックですが、クリニックの要求は同じようなものです。

 

くろちゃんさんのブログで削除要求対象となっている箇所:

1) http://kurotyankun.hatenablog.com/entries/2014/05/22
2) http://kurotyankun.hatenablog.com/entries/2014/05/31
3) http://kurotyankun.hatenablog.com/entries/2014/06/21
4) http://kurotyankun.hatenablog.com/entry/2014/07/09/220857

 

実はネットの世界では、発信者情報開示と削除要求という申し立ては、恐ろしいほど頻繁に行われています。

 

今回の場合、レーシッククリニック側の動きは下記のような流れだったのでしょう:

1) レーシッククリニックに不利益で (彼らにとっては) 根拠の無い情報がブログに書き込まれているけど、書き込んでいる人は誰だか分からない。おまけに、結構みんなが見ている。

2) そうだ、クリニックお抱え弁護士の出番だ!

3) クリニックの弁護士は、まずブログをホストしている "はてな"に対して勧告を実施。「当クリニックに不利益で、かつ真実ではない情報が書き込まれている。これは名誉棄損なので、ただちに該当の記事を削除し、書き込みを行っている人の個人情報の提供を勧告する。」と申し出ます。通常は、原稿用紙みたいな内容証明郵便で送られることが多いですけど。

4) さて、次のアクションは他でもない、ブログのホスト会社...この場合は、くろねこのブログもホストされている "はてな" の管轄となります。クリニック側の申し出が正しいのか、それとも被害者のブログに書かれている内容が真実なのか。そして、慎重に今後どうするかを協議するわけです。

5) はてな側が、被害者ブログが真実を訴えていて、かつ削除に値しない、という判断をすれば、記事は多分削除されません。はてな側が、クリニック側の意見が正しい、あるいは、ブログが真実でも法的に面倒くさい、若干問題があるかも? ...などいう判断になれば、ボロボロの角膜のトポ (形状映像) まであげているくろちゃんさんであっても、記事は削除されるかもしれません。

6) 個人情報 (IPアドレス、書き込み者の個人情報など) を、はてな側がクリニック側に提供ことは、刑事事件ではないので、ほとんど無いでしょう。刑事事件だと協力せざるを得ません。

6) はてな側を少し弁護するとすれば、クリニック側が更に訴訟...法廷の場にこの問題を持ち込もうという強固な姿勢を見せている場合、折れる可能性もあるかもしれません。法廷では「はてな側の代表者と、クリニック側の弁護士」が、まず争わなくてはなりません。そのため、はてな側が削除のみで穏便に終わらせようとする可能性があるのも、致し方ないかも。

ま、上記は単なる憶測で、法的知識もない素人が書いているので、単なる妄想ということであしからず。

 

...しかしながら、ここでクリニック側が争点にしているのは「名誉棄損」です。訴えているのはクリニックという組織ですから、組織の名誉を傷つけられたという事になるでしょう。

しかし、単なる名誉です。単なる名誉。食えもしない名誉。

名誉はいくらでも挽回できます。何年でもかけて、名誉は挽回できます。しかし、明らかに角膜を傷つけられてしまったくろちゃんさんや、その他大勢のレーシック難民の健康、希望、仕事、趣味、楽しみ、相手の眼をみて話が出来る生活...それはどうやって挽回できるのでしょうか?どんなに努力したって、お坊さんみたいな健康的な生活をしたって、毎日眼の体操をしたって、日本中の眼科を渡り歩いたって、眼は治っていないのです。

悲しいのは「なぜ、クリニック側がその名誉を、後遺症患者と一緒に挽回しようとしないか」です。私も術後、何度もクリニックに通いました。眼が痛いんです、毎日朝から晩まで痛いんです、助けて、治して、再手術できませんか、眼鏡が合わないんですが、何か良い目薬ないですか、何とかなりませんか、飲み薬ありませんか、近見の検査してもらえませんか、プリズム本当に必要ですか、眩しくて仕事になりません、助けてください、助けてくださいたすけてください。

しかしクリニック側から、親身になって治癒への道筋を何とか一緒に見つけ出そうという姿勢、暖かい言葉のひとつさえ...ありませんでした。言われたのは「はいお大事に、加齢ですね過労ですね加齢ですね過労ですね、はいはい」

 

今回、内容証明を送りつける前に、出来なかったんでしょうか?

後遺症患者と一緒に名誉を挽回する道を探すことが。

「どんなに時間がかかっても、一緒に治療への道を探しだしましょう。あなたはひとりじゃないです、私たちがサポートします。」

そのひとことが。

たとえ嘘であっても。