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くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

レーシックの再手術について @ Level 3.8

「レーシックの後遺症に苦しんでいる」と言うと、必ず聞くのが「再手術して視力を下げたりすれば、治るんじゃないの?」というアドバイス。

再手術。

内臓疾患や整形外科的な病気でも、1回目の結果が芳しくない場合、2度目の手術を行います。私の場合、物理的に角膜を削りすぎて若干遠視、そして "私の身体にとって" 遠くが見えすぎる状態になってしまったのですから、理論的には遠視の人が行う「遠視矯正のレーシック」を行えば良いわけです。

遠視から逆に近視に戻し、ターゲットの視力を 0.6 ~ 0.7 辺りに設定して再手術し、遠くの視力は眼鏡で補えばよい。計算上では再手術により近くが見えやすくなり、眼の調節能力の負担も減り、痛みの後遺症は楽になるはずです。ターゲット視力の微調整が難しいなら、レーシック前の 0.1以下の視力に設定し、一生ド近眼眼鏡生活でも良い。とにかく痛みが治るなら、一生眼鏡であっても、容姿がさらに残念なことになっても良い。

眼科巡りを行いながら、私は訴え続けました。「先生、今回はリスクを覚悟のうえでなのですが、再手術をしてもらうことはできないのでしょうか?何とかならないでしょうか?」

私がレーシックを最初に受けた Xクリニックを含めて、7つのレーシックを行っている病院にて再手術が出来ないかと訴えましたが、どこの病院でも「リスクが非常に高いので絶対にお勧めしない」との答えが返ってきました。

後遺症患者さんの年齢や状況、ライフスタイルにもよりますが、その7つのクリニックで聞いた再手術のリスクをまとめてみました。

 

■ レーシックをした後の、視力を落とす手術は技術的に難しくハイリスク

昔は一部の眼科にて、レーシック後の遠視矯正手術を行っていたようなのですが、今では美容系レーシッククリニックを含めて、微調整を目的とした遠視矯正の再手術は積極的に行っていないようです。術後に、明らかに異常と思われる +3.0 ~ +5.0 などの遠視度数になっている場合には、再手術を行う場合もあるようですが、私のようにデータ上 +0.5 ~ + 1.0 辺りの遠視度数では、手術の範囲外となります。どこへ行っても、「視力を落としたからと言って痛みの症状が良くなる保証はどこにもないですし、逆に近くも遠くも見えなくなくなる可能性も高いです。くろねこさんの再手術は絶対にウチではやりません。」という反応...

 

■ 年齢の問題 (現在私は40代前半) により術式が選べない

後遺症のどこまでが「自然的に発生している老眼」で、どこまでが術後の「遠視や過矯正によるもの」で、どこまでが「(もしかしたら) 先天的にあった眼の調節能力 ー特に眼を寄せて近くを見る輻輳と呼ばれる機能ー の問題」なのか、の線引きが非常に難しい。特に私の場合、同じ年齢の人と比べて明らかに眼の調節能力が弱く、レーシックによる眼精疲労で調節障害が起きているのか、先天的に調節障害があったのかの原因特定がほぼ不可能な状態です。なので「遠視矯正」をすればよいのか「老眼レーシック」をすればいいのか、あるいはそれ以外の特殊な矯正手術なのか...が特定できず、よって病院側も術式が選べないのです。

 

■ 角膜神経痛がさらに悪化する

ここ数か月、レーシック後の後遺症の話をすると、かなりの割合で角膜神経痛のことを知っている先生に出会うようになりました。もしかしたら、日本の学会でも取り上げられているのかもしれません。複数の病院で言われたことは、「もしも眼の表面の痛みの原因のひとつに角膜神経痛があった場合、再手術によりさらに悪化する」という事でした。角膜神経痛は、角膜の神経を切断することによって発生する病気のため、再手術でさらに切断すると、以前より強い痛みを発症する場合があるようです。

 

■ 角膜を今は温存して未来の技術に期待し、白内障に備える

眼の痛みの確固たる原因も分かっていない状態で再手術をすると、角膜の厚みはさらに減ります。角膜の厚みが減ると、3度目の手術は ーそれがいかに画期的な手術であってもー 角膜を削るタイプのものであった場合には、出来なくなってしまいます。また年齢的に、将来白内障などの病気にかかって手術をする可能性が高い状態です。白内障手術をする際には、人工のレンズを眼に挿入する形になります。そのため再手術のリスクをとらずに、白内障手術の際にレンズで視力を落とすことが可能になります。ただしその場合、私の眼の状態を長年診てくれている病院にて、慎重に度数を決める必要はありますが。

 

すでに再手術をされた方は不安になるかもしれませんが、上記の内容は、あくまで40代で眼の調節機能障害がかなり顕著な、"私" という個人に対する内容です。なので、ひとつの実例として聞き流してくださいね。現に、再手術で良くなった方もいます...ただ、どの方も年齢が若い方だったので、30代後半以降の老眼年齢の方は再手術にかなり慎重になった方が良いかもしれません。

 

なーんて書いていたら「レーシック難民を救う会」の立ち上げメンバーの、レンコンさんも同じ内容を書いていたので、ここでご紹介:

レーシックの再手術はデンジャラス

http://lasikganni.hatenablog.com/entry/2014/07/06/073853

※ちなみに、レンコンさんなど、会の立ち上げメンバーのおかげで私も救っていただくことができました。

 

...やっと新居にも慣れ、新しく購入したパソコン机と椅子とベッドが届きました。今まで、何一つ家具が無く、すべての生活を床で行っていたので、なんと文明に近くなったことか!ただ、テレビ回線になぜか接続できないので、chromecastを買ってしまいました...ゆっくり時間をかけてお気に入りの海外ドラマを、たまに観ています。もちろん、部屋は真っ暗、そもそも照明を買っていない状態で生活できてしまっている...はぁ。

それから、いろいろ応援コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。個別にお礼がかけなくて大変申し訳ありませんが、お陰様で、新たな人生のスタートを切ることができたように思います。感謝。