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くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

Landing is Launching @ Level 5.0

飛行機を乗り継いでも乗り継いでも、繰り返し朝が追いかけてくる。飛行機から見下ろす地球は丸くて、地平線を彩る群青色の闇に淡い赤やオレンジの光が射し込み、虹色のグラデーションを描く。このままフライトが、永遠に続けばよいと思う瞬間。飛行機から観る日の出。

 

飛行機のなかで「Gravity (邦題 : ゼロ・グラビティ)」という映画を観た。そのせいもあってか、何だか宇宙に始まり宇宙に終わる旅だった (といっても何が何だか分からないだろうけど)。宇宙に近い上空から地球を眺めていると、資本主義やら金銭至上主義やら、人間が造り出した非人間的なシステムに半ば翻弄され、受ける必要も無い手術を受け、そして痛みにもだえている自分が少し間抜けに思える。

 

飛行機のなかでみたその映画の中で、とても印象的なフレーズがあった。映画の主人公が宇宙に取り残され、地球への帰還をなかば諦めた時、幻のなかにて、亡くなった同僚が助けてくれる場面でのアドバイスだ。

 

"Well...Landing is Launching"

日本語に訳すと、「(ロケットを) 着陸させることは発射させることだ」という意味になると思う。別の解釈に言いかえると、「地に足をつけるということは、行動するのと同じことだ」。

 

レーシック後遺症被害の問題も、それにまつわる利権の争いも、全然終わっちゃいない。レーシックで後遺症を背負った (自分を含めた) 人々が、それぞれ何とか治療方法を見つけていくまで、地に足をつけて、ほんの少しでも行動するしかないのだと思う。「諦めてはならないという意地」が私と地上とを結びつけている命綱なのかもしれない。

 

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