くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

Xクリニックにて3年目の検診と再度カルテ入手 @ Level 4.0

私が、ほぼ3年前にレーシックを受けた某クリニック ( 仮にXクリニックとしておきます) で、カルテのコピーと3年目の診察を受けてきました。来月、遠くの眼科医院でセカンドオピニオンをいただくに辺り、全部カラーのカルテが必要とのこと。再度カルテの入手とともに、3年目の診察です。今回は、診察時の内容を少し詳細に記述してみます。

 

3年目の診察時にて、視力やトポなどの検査後、担当のお医者様と診察&面談をしました。その際の内容を少し省いて記述しています。今回の3年目検診では、前回の2年目検診とは違い、近くの見え方の検査が加わっていました。 

 

Xクリニック診察室にて:

先生「くろねこさん、どうぞ。」
くろねこ「こんにちは!」
先生「まず、遠方は1.5見えて、近方視力が0.2から0.3ということですね。確かに近くは見づらいですね。プリズムを使用して何とか近くがみえるということですね。もともと、斜視があったんですか?」
くろねこ「ないです。」
先生「もともと子供の頃は、眼を内側に寄せる力が強く年齢とともに弱くなってくるんですが、大人になってきてその力が弱くなってくると、視点が外れやすくなってきたり、斜視が出てくるという方もいらっしゃいますね。そういう方は、遠方をみて、そのあと手元をみたときに、早く老眼の自覚がでやすいんですよね。 だからプリズムの眼鏡をかけていただいて、手元を見るのが楽という結果になるのだと思います。」
くろねこ「眼の表面がずーっと2~3年痛くて痛くて、眼の奥もいたくて、ヒリヒリして涙がでてきます。いろんな病院へいったんですが、ドライアイともいわれたしいろいろな病名がつき、眼瞼けいれんと診断されて、ボトックスもしましたが、痛みが治らず困っています。どうしたらよいでしょう?」


先生「ぎゅーっと眼をつぶって、ぱっと開けられますか?」
くろねこ「はい。(やってみる)」
先生「眼をずっと開けているのはつらいですか?」
くろねこ「はい、痛くてつらいです。」
先生「あれ?涙点プラグは今いれているんでしたっけ?」
くろねこ「いえ、今は入れていません。入れても入れなくても痛みにそれほど変化がないし、入れていると涙が大量にぽろぽろ出てきて大変です。今は外していても、涙がこぼれてきています。」
先生「ではちょっと診察させてください。」


----診察----

 

先生「涙の安定性は悪くないですね。右目は若干眼の表面が荒れています。プラグは確かになくなっていますね。今は眼軟膏つかってますか?」
くろねこ「あまりつかっていませんね。」
先生「目薬は?」
くろねこ「ジクアス使っています。まぁ、どれを使ってもあまり良くならない...」
先生「眼のドライアイが原因ということになります。眼瞼けいれんなども含めて、ボトックスもやったんですよね?」
くろねこ「はい、やりました。」
先生「今はその I眼科さんに定期的に通っているんですか?」
くろねこ「はい。今、みてもらっている先生はレーシック後遺症の専門家じゃありませんし、本当に今後どうやって治療をすればいいのか、本当に困っています。」


先生「ドライアイはレーシック後、最初は気にならなくて、後で気になり始めた感じですか?」
くろねこ「いえ、最初から激痛でした。ただ1年たてば治るとおもって、どぼどぼ目薬つかっていましたが、1年たっても治らず、眼の見え方も悪くなってしまいました。本当にドライアイなんですか?そして、前年ここに診察に来た時に、他の眼科行った方がいいんじゃないかというお話もあったので、いろいろ今まわっているところです。遠くは見えるんですが、近くが全然見えなくて困っています。」
先生「眼の位置の検査とかはしたんですよね?」
くろねこ「はい、調べました。」
先生「そこでは外斜といわれたのですか?」
くろねこ「外斜と言われました。」
先生「間歇性外斜視(かんけつせいがいしゃし)だと思いますね。特別に外れてはいないと思うんですよ。みてみましょう。」


----診察----

 

先生「そうですね、年齢的に眼を内側に寄せる力が弱くなってきているのです。両眼でみてないと眼は疲れやすいし、立体的にもみえなくなります。内側に寄せる筋肉の作用が弱くなると、そのような症状がでます。年齢的なものだと思いますね。」
くろねこ「年齢年齢とは言いますが...ここまで後遺症がひどくなったのであれば、レーシックは失敗なのでは?」
先生「レーシック自体は、どこへ行っても成功だと言われると思いますよ。ただ、レーシックをやったのが問題というより、遠方にしっかり矯正した...斜視にかんしては、レーシックをしていなくても、結果的には出てくると思います。」


くろねこ「手術前に、近くが見える方がよいか遠くが見える方がよいかを聞かれて、私は近くを選んだんです。パソコンの仕事なので、近くが見えるようにしたかったのです。ところが、その時の担当の先生に、私は強度近視なので近視戻りが発生する可能性が高いからと、遠くがみえるような矯正に決められてしまいました。私が希望した通り、矯正の度数を弱くしていれば、こんなに苦労していなかったのではないでしょうか?」
先生「近くを重視すると、遠くを見るときに眼鏡が必要になるんですよね。」
くろねこ「いえいえ、そういう問題じゃありません。そっちの方がよっぽど良かったです。こんな後遺症で苦しむのであれば、多少見えなくて良いですよ。痛くて痛くて耐えられません。」


先生「ドライアイに関する問題は、遠くが見えるとか矯正度数とは関係がなくて、フラップを作成したときに発生したものですね。これはレーシックをやった後、高頻度で発生し、普通は時間とともに気にならなくなるんですが、人によっては持続します。手術前からドライアイがあったり、疲れたり、斜視という影響もあって...近くはプリズムをかけないといけない状態だということで、ひどくなったのでは? 年齢とともに、輻輳(ふくそう)という眼を寄せる筋肉が弱くなって、結果としてそういう状態になってしまったのです。なので、これはレーシックをしていなくても、手元がみえなくなってきていたと思います。ただ元に戻すということも、出来なくはないです。」
くろねこ「眼鏡をかけ続けることには、もう抵抗はありません。ただ、この痛みをどうにかしてもらいたいです。痛みで仕事にも支障が出ており、何とか助けてください。」
先生「ドライアイに関しては、目薬やプラグかな。あと年齢とともに油分を出す機能も弱くなります。今の状態は眼の表面は右目だけ若干荒れています。涙の安定性は比較的良好です、正常範囲内です。ジクアスも使っているので効果があるのでしょう。今まで通り、ジクアスなどを使用されていてもよいかとおもいます。」

 

先生「ボトックス注射はどうでしたか?」
くろねこ「眼が痛くて、何度も眼をぎゅっぎゅっと閉じる癖がついてしまい、I眼科に行ったら眼瞼けいれんと診断されました。試しに注射をやったらどう?といわれてやったら、癖は出にくくなったので、確かに少し効果はあったようです。...再手術ってありなんですか?」
先生「レーシックの再手術はあまり効果ないですね。ドライアイや痛みの治療のためだけに、再手術を行っても効果はありません。」
くろねこ「...うーん、みえかたも無茶苦茶なんですけど...。眼鏡かければ近くは見えますが、眼鏡をかけてでは運転ができません。眼鏡をしていないと眼が痛くなります。コンタクトは長く使用していると眼の表面が痛くなりますし、近くは全部2重にみえてしまいます。良い方法は無いんですかね?」


先生「ドライアイに関しては、ジクアスなど使っていますから....XX大学病院とか行きました?」
くろねこ「いいえ、ただJ医科大学は行きました。」
先生「涙の安定性自体は良いのでねぇ、ヒアロンサンは試しましたか?」
くろねこ「試しましたけれど、あまり効果がなかったです。べたべたするだけでした。」
先生「まぁ、カルテのコピーは用意しておきます。今は、2つの症状に悩まされているという事ですよね?」
くろねこ「はい、まず眼の表面の痛みがひどいのでどうにかしたいです。次に見えかた、そして眩しいことです。眩しいのは何とかサングラスなどでしのげますが、他の症状はしのげません。あまりにつらくて、かなり病院周りましたが、治療はほぼ全滅でした。」 

先生「分かりました..。カルテの用意できましたので、お大事に...」

くろねこ「ありがとうございます。」

 

以上が私と先生のやり取りです。このやり取りの解釈は、皆様にゆだねます。

 

 

後遺症被害レポートの第二弾の締め切りは7月20日です!

詳細はこちらです。第一弾の被害レポートは、レーシック難民を救う会 (レーシック被害者の会) の担当者から、みんなの党の三谷英弘先生へ提出させていただきました。今回のレポートに間に合わなかった方は、第二弾のレポートにてお願いいたします。

被害レポートを提出していただいた方には、今後、レーシック難民を救う会 (レーシック被害者の会) の方から、その後の情報などのアップデートをさせていただきます。

被害情報をお待ちしています - http://lasikmutualjapan.jimdo.com/