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くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

角膜神経痛についての医学記事の翻訳 (Part 5) @ Level 3.5

今年もあと少しを残すばかりとなり、
ニンゲンのメスとしては来年の占いなんて
気になっちゃったりするんですが、

ここ数年、
健康運、金運、仕事運、
にしか目がいかないのは何故なんでしょうか。

恋愛運やら結婚運は見事に卒業したらしい
最近のくろねこです。



Title : Treating unexplainable pain
(説明のできない痛みの治療)

Sub Title : What can be done for patients with post-LASIK corneal neuralgia?
(レーシック後の角膜神経痛の患者さんの治療について)

by Faith A. Hayden EyeWorld Staff Writer

2012年3月の記事
引用元記事 : http://eyeworld.org/article-treating-unexplainable-pain


今までの記事
第一弾 はじめに
第二弾 角膜神経痛の原因は ?
第三弾 痛みの診断方法
第四弾 複合的な治療プラン


注) 下記はEyeWorldの記事を受けての私の勝手な翻訳です。


予防のための事前スクリーニング

角膜神経痛を理解し、最初の段階で角膜神経痛の発症を防ぐためには、まず角膜神経痛になりそうな患者さんを事前に見分ける必要があります。

「私は、角膜神経痛の最大の危険因子は、自己免疫疾患にあると思います」とRosenthal医師は言います。他には、シューグレン症候群、線維筋痛症、慢性間質性膀胱炎、過敏性大腸症候群、慢性疲労症候群、そして化学物質に対する過敏症・過敏体質があげられます。

「事前スクリーニングのために一番大切なのは、患者さんの病歴などを詳しく聞き出し、口が渇きやすいなどの、自己免疫性の疾患に関連した症状がないかどうか、リストにもとづいて詳細に調査することです」とRosenthal医師は言います。
「また家族に、神経痛 (身体のどの箇所であっても) を患っている人がいないかどうかを調査する事も大切です」

そうであれば、身体に痛みを発生させる疾患は、レーシックなどの屈折矯正手術を受ける際の「禁忌事項」に含まれている必要があるのではないでしょうか?
その問いをRosenthal医師に投げると、彼は「はい、その通りです」と回答しました。

「屈折矯正手術は、病気を治すものではありません。もしも健康な細胞組織をいじるのであれば、後遺症のリスクはゼロになるはずです。もちろん、後遺症を発症しなかった人がたくさんいることは理解しています。しかし患者さんは、最低でも、このようなリスクがあることを、手術の前に告知されていなければなりません。私の病院にやってくる90%の角膜神経痛の患者さんは、自殺を考えたことがあります。ちょっと想像してみてください。毎朝起きて目を開けた時に、ああ今日も一日眼の激痛が続くんだと思う瞬間を。その絶望は想像に及びません」。

この病気は患者さんを衰弱させていきますが、同時にかなり稀な病気であることを報告しておかなければなりません。

自己免疫疾患をもった患者さんの一部は、角膜神経痛を発症する可能性がありますが、すべての患者さんに発生するとは限りません。

レーシック医が、自己免疫疾患を屈折矯正手術 (レーシックなど) の禁忌リストに追加する前に、角膜神経痛のさらなる調査が必要かもしれません。

だだ、私たちは角膜神経痛に関してはすでに十分理解していますし、間違いなく言えることは、これらの痛みに苦しむ患者さんは「頭がおかしい」のではないという事です。

「一番重要なことは、これらの患者さんを真摯に受け入れることです」とHamrah医師は言います。「眼科医のあなたが生体顕微鏡検査で何も発見できなかったとしても、病気がそこに無いということにはなりません。もしも患者さんが症状を訴えていたら、精密検査ができる病院を紹介するべきであり、"何の問題もないよ" と冷たく突き返すべきではありません」。


編集者の追記 :
ここで紹介された医師と本記事には一切の金銭的利害関係がありません。


ここで紹介された医師のメールアドレス
Cason医師: john.cason@med.navy.mil
Hamrah医師: pedram_hamrah@meei.harvard.edu
Rosenthal医師: perry.rosenthal@comcast.net


元の英文:

Preventive screening

A key to understanding corneal neuralgia and preventing it from occurring in the first place is identifying the patients at risk.

"I strongly believe that one of the significant risk factors is autoimmune disease," Dr. Rosenthal said.

Diseases to screen for include Sjogren's syndrome, fibromyalgia, chronic interstitial cystitis, irritable bowel syndrome, chronic fatigue syndrome, and multiple chemical hypersensitivities.

"One of the important parts in getting patient history is detailing any possible symptoms of autoimmune disease such as dry mouth. Go down the whole list," Dr. Rosenthal said. "Is there family history of neuropathic pain elsewhere in the body?"

In that case, one has to ask, should systemic pain disorders be a contraindication to refractive surgery? "Yes," Dr. Rosenthal said.

"Laser keratorefractive surgery is not treating a disease. If you're dealing with a healthy tissue, then the complication rate should be zero. I'm sure this would exclude many people who could have done well. But patients should at least know about this risk. I'd say 90% of my [neuralgia] patients have thoughts of suicide. Just imagine, you open your eyes in the morning and you know the whole day you're going to have tremendous pain. The despair is incredible."

Although this disease can be debilitating, it's important to stress its rarity. Some patients with autoimmune disease may develop corneal neuralgia, but certainly not all.

Corneal neuralgia may need further study before refractive surgeons begin to list autoimmune disease as a decisive contraindication for surgery. We do know enough about the disease, however, to say with absolute certainty that these patients aren't crazy.

"The most important thing is these patients aren't dismissed," Dr. Hamrah said. "Just because you can't see it on the slit lamp doesn't mean it's not there. It's important, if [patients have] symptoms, to send them to centers that have the capability of analyzing them further instead of just telling [them], 'It's nothing.'"

Editors' note: The doctors mentioned have no financial interests related to this article.

Contact information

Cason: john.cason@med.navy.mil
Hamrah: pedram_hamrah@meei.harvard.edu
Rosenthal: perry.rosenthal@comcast.net


アメリカでも屈折矯正手術業界と、
その業界に疑問を投げかける医師との間に、
やはりいろいろな軋轢などがあるらしく、
記事自体は若干尻すぼみな感じで終わっていますが、
角膜神経痛という後遺症の概要は
つかめたかと思います。


私の場合、、
いろいろな病院をたらいまわしにされ、
眼の表面の痛みを
「単なる加齢と過労とストレス」
に片づけられたりして、
別の意味で、精神的に参りそうでした。

そんな時に
下記の文章を目にして、
涙ぐみました。


「ちょっと想像してみてください。毎朝起きて目を開けた時に、ああ今日も一日眼の激痛が続くんだと思う瞬間を。その絶望は想像に及びません。」


私が言いたいこと、
そのまんまです。

毎朝眼を開くとき…
に私の場合眼が開きません。

目ヤニやら何やらで、
瞼がくっついていて、
手で眼を剥がすという作業があります。
もちろん、まつ毛なんて
コンクリート脇の雑草のごとくボロボロです。

アイメイクもできません(涙。

私の場合、
自己免疫疾患ではありませんが、
肉親に神経痛を患っている人が多いです。

ひどい肩こりと首の痛みには
中学生の頃から悩まされています。
(ただし眼精疲労、頭痛、腰痛はレーシックをするまで、全くありませんでした)


また、化学物質に対する過敏症・過敏体質で、
特定の薬物に対して命にかかわるアレルギーがあり、
(処方箋薬のアナフラキーショックで三途の川を渡りました)
金属アレルギーも持っています。

もしも上記で述べられた
事前調査が
レーシックを受ける前に
行われていたなら…

そして、
禁忌として周知されていたなら…

と思うと、
悔しくてなりません。