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くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

角膜神経痛についての医学記事の翻訳 (Part 3) @ Level 3.8

寒さが眼に沁みる季節になってきました。

少しでも眼の痛みを和らげようと、
眼鏡にマスクという姿で、
毎日曇ったガラス越しの生活です。

ということで
角膜神経痛に関する医学記事の、
日本語翻訳第三弾。


Title : Treating unexplainable pain
(説明のできない痛みの治療)

Sub Title : What can be done for patients with post-LASIK corneal neuralgia?
(レーシック後の角膜神経痛の患者さんの治療について)

by Faith A. Hayden EyeWorld Staff Writer

2012年3月の記事
引用元記事 : http://eyeworld.org/article-treating-unexplainable-pain


今までの記事
第一弾 はじめに
第二弾 角膜神経痛の原因は ?


注) 下記はEyeWorldの記事を受けての私の勝手な翻訳です。

痛みの診断方法

角膜神経痛の患者さん達は、目の焼けるような痛み、突き刺さるような痛み、ひっかかれるような感じ、そして時にはただ「痛い」という漠然とした症状を訴えます。

診断での最初のステップは、症状がドライアイによるものなのか、眼瞼炎によるものなのか、それとも角膜の痛みなのかを選定することです。

「視力矯正手術の後に発生するドライアイと、術後の炎症などが混ざり合って発生する病気の連鎖により、角膜神経痛を引き起こす場合があります」マサチューセッツ、ボストンEye & Ear Infirmary、角膜と屈折矯正専門のPedram Hamrah医師は説明します。

「ドライアイの場合、眼の表面の傷など、ドライアイ特有の状態を確認することができます。角膜神経痛単体の疾患の場合、このような状態を確認することができません。そこに患者の症状があるだけなのです。単なる生体顕微鏡検査だけの検査は、角膜神経痛を診断するのに適していません。」とHamrah医師。

このような場合、生体共焦点顕微鏡などを使って、細胞レベルの検査を行わなてはなりません。

これを使用することによって、「医者は慢性的な炎症、いわゆる神経の異常を確認することができます。このように病理学的なレベルまで掘り下げると現象を確認することが出来ますが、生体顕微鏡レベルではできないのです」と彼は言います。

他にあげられる角膜神経痛の診断方法には、次のものがあげられます。

接触や空気、目薬などに対して角膜表面に通常よりも激しい痛みが発生するか。涙の量を測定するシルマーテストのスコアが低い(ただし結果に全く問題の無い場合や、多少問題がある程度の患者さんも居る)。Cochet-Bonnet 型角膜知覚計 (角膜知覚を測定するペンのような形の測定機) で検査した場合、角膜感度が低下している。

「残念ながら私たち眼科医が、角膜神経痛の患者さんを診察して、全く別の要因からくる疾患だとしてしまう可能性は非常に高いと言わざるをえません」とCason医師。

もしも人工涙液や炎症をおさえる目薬などのドライアイの治療で、患者さんに全く改善がみられない場合、 「角膜神経症である可能性が非常に高いと言えるでしょう」と医師は言います。


元の英文:

Patients with corneal neuralgia may complain of burning, stinging, scratchiness, or something as vague as pure pain.

The first step toward a diagnosis is differentiating between discomfort from dry eye, blepharitis, and corneal pain.

"There's a continuum of disease that's partially due to the dry eyes patients develop after refractive surgery and partially due to inflammation, which is leading to the corneal neuralgia," explained Pedram Hamrah, M.D., director, Ocular Surface Imaging Center, Henry Allen Cornea Scholar, Cornea & Refractive Surgery Service, Massachusetts Eye & Ear Infirmary, Boston.

"In dry eyes, you can obviously see the surface staining and other dry eye signs. In corneal neuralgia alone, you don't see these signs.

It's just the symptoms of the patient." A simple slit lamp examination is not enough to diagnosis this condition, Dr. Hamrah said.

You must examine these patients on a cellular level with an in vivo confocal microscope. Using this, "you can see inflammation lingering," he said. "You can see abnormalities of the nerves.

There are things we can detect on a pathological level, but not at the slit lamp level necessarily."

Other telling symptoms include exaggerated pain response to touch, air, and drops; lowered Schirmer's scores, but frequently borderline or within the normal range; and depressed cornea sensitivity by Cochet-Bonnet esthesiometry.

"There's a high likelihood we've all seen patients like this and attributed it to something else," Dr. Cason said.

If patients aren't responding to dry eye treatments such as artificial tears and anti-inflammatories, he said, "our suspicion has to be high."


今回は、
難解な機材の名称が出てきました。

まず、生体共焦点顕微鏡。
こいつは、神経や細胞レベルまで診断できる、
すごい顕微鏡みたいです。
多分値段も高いと思われ…

生体共焦点顕微鏡の高価版?
http://www.nikon-instruments.jp/jpn/page/products/a1rmp.aspx

大学病院などに置いてあるようですが、
実物を見た事はありません。
何度も色々な大学病院には行っていますが…


次に出てきたのが、Cochet-Bonnet 型角膜知覚計。
これは生体共焦点顕微鏡よりかは普及しており、
眼科医院に置いてある場合もあるようです。

山王大病院 - 角膜知覚測定
http://blog.sannoudaiganka.jp/?eid=150563

どちらにしろ、
これだけ
眼の表面が痛い
眼の表面が痛い
と病院巡りをしましたが、

これらの検査をしてもらった事はありません。


ターゲットの病院を、
間違えたかなぁ?

それともやっぱり、
高価なのかなぁ?


さて次回は、
「複合的な治療プラン」
についての翻訳を載せたいと思います。

次回から、
クライマックスです。