読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

週間文春2012年11月15日号 @ Level 4

手術から3年目 後遺症の実態・データ

週間文春にて、
レーシックのリスクに関しての特集が組まれました。

短い記事ではありましたが、
本質をとらえた的確な内容だと思います。


出展元 : 週間文春 2012年11月15日号、P46

タイトル:総力特集 医療情報のウソとホント”レーシック難民にならないために 頭痛、吐き気、失職”


レーシックを受けたせいで人生が狂ってしまいました。健康を失い、仕事も失ってしまいました。こんなことになるなんて誰も教えてくれなかった」こう訴えるのは吉田隆さん(仮名・29)。

彼は4年前にレーシック手術を受けた後、長い間その後遺症に苦しんでいる。

眼鏡や、コンタクトレンズが要らなくなるということで、一般人のみならずサッカー日本代表の本田圭佑選手やプロ野球の糸井嘉男選手(北海道日本ハム)なども施術を受け、高い人気を誇るレーシック手術。

もちろん手術が成功し問題なくすごしているケースも多いが、この手術には大きなリスクもあるのだ。

例えば今年7月、レーシック手術で感染症を起こし損害賠償請求を受けていた銀座眼科が、患者側計60人に対して2億6千万円を支払うことで和解した。

銀座眼科は手術器具の消毒を怠るなどずさんな衛生管理の元手術を行っており、患者は感染症や視力低下などの後遺症に苦しんでいた。元院長は業務上過失傷害で有罪判決を受けています」(全国紙社会部記者)
衛生管理以前のより本質的な問題点も存在する。

「レーシック手術では眼の不調を訴える一定数いる。ひどい場合はドライアイや頭痛、自律神経が悪くなり、生活にも影響を及ぼす例がある。こうした後遺症に対して有効な治療方法は無く、患者たちは行き場所をなくす『レーシック難民』となってしまうのです」(医療関係者)


■電車の中で失神した。

具体的な苦しみを前出の吉田さんが語る。

「手術後、光がギラギラまぶしく見えるようになり、視界全体がオレンジ色がかったような感じに見えるようになったのです。心臓がドキドキし、気持ちが悪くなり吐き気が続いた。調子が悪くなり、電車の中で失神したこともありました。当時デパートの仕事をしていたのですがとても働けるような状態ではなくやめることになってしまった」

再手術を繰り返し、病院を転々としたが有効な治療法は見つからなかった。

「強度近視で眼鏡を手放せると重いレーシックをしたのですが、今は逆に遠視用眼鏡をかけています。後遺症の治療のための費用は100万円を超えています。今はお金がなくなってしまい、治療もできない。外に出るのが辛いので家に籠りニートのような生活をしています」(同前)

こうしたケースは決して特異な例ではない。例えばプロゴルファーのタイガー・ウッズは「レーシック手術後、頭痛や視界の乱れやずれに悩まされている」(USA TODAY07年5月15日)と報じられた。レーシック先進国の米国でも深刻な問題として受け止められているのだ。

「米国では保健社会福祉省に属するFDA(食品医薬品局)でレーシック手術の被害が多数報告されています。FDAは『リスクを引き受けられますか』、『あなたのキャリアが危うくなるかもしれません』と警告し、こうしたことを受け入れられない人にはレーシック手術に不向きであるとしています」(医療ジャーナリスト)

日本眼科学会常務理事の筑波大学・大鹿哲郎教授はこう指摘する。

「レーシック手術というのは角膜というレンズを削る手術です。レンズを傷つける以上、視力はよくなったとしても、大なり小なり『見え方の質』は悪くなるということを理解して下さい。しかも後遺症が出た場合、元に戻すことはできない。リスクがある以上、眼鏡、コンタクトレンズで不具合が無い場合は、無理にレーシック手術を受ける必要は無いと思います

自由診療のもと行われるレーシック手術の後遺症は全て自己責任とされているのが現状だ。厚生労働省は今一度このリスクある手術の実態を再検証すべきではないのか。




私は個人的に、レーシック手術を行っている一部の美容整形系クリニックに対して、下記の3つの問題点を改善・検討してほしいと思っています。


1) レーシックの手術の前に行われる、手術のリスクの説明がほぼ無い。あるいは改ざんされている。

ドライアイやハロ・グレア、光過敏などは、術後半年でほぼ完治すると言われました。また鬱や自律神経失調症、角膜表面の痛み、めまいや肩こり、頭痛、眼精疲労などの後遺症については、一切言及がありませんでした。

また私はパソコン関連の仕事をしていることを術前から明確にしていましたが、
「術後3日ほどで仕事に復帰できる。
手術を受けた、IT関連の人も全く問題なく復帰している。」
とクリニック側には言われました。

実際は仕事に復帰できる状態まで、未だに回復していません。術後2年以上たっていますが、眼の痛みで仕事を失う可能性に怯えています。


2) 実際に後遺症が発生した人のデータが隠されており、なぜ後遺症が発生するかの原因が分かっていない。

鬱や自律神経の問題、見え方の問題、コントラストの異常などなど…
そしてこの角膜の痛みの原因が解明されて完治されるまで

....レーシックは、患者さんに特別な理由やレーシックでしか治せない疾患や事情があり、充分に後遺症のリスクの説明を行った後でなければ実施しないようにした方がいいと思います。

また後遺症で苦しむ人がどれだけいるのか、どんな後遺症があり、いつ発症したのか、その長期的なデータを明らかにしたうえで、患者さんに手術を受けるか・受けないかの選択をさせてほしいと思います。

術後数年たってから、突然後遺症が発症する確率が高い手術ですので、術後5年、10年、20年たった世界のデータを開示していただきたいです。



3) 実際に後遺症を発症した後のケアがずさん。後遺症を発症した患者さんに対するバックアップ体制が、全く整っていない。

後遺症を発症した患者さんに対して、すべて

  • ドライアイ
  • 精神的な問題
  • 加齢と過労

で対応しようとするのはいかがでしょうか?

後遺症の原因が分かっていないのであれば、せめて:
半月に1回の「好意的な」診察、
涙点プラグの定期的な無料点検と挿入、
ジクアスなどの基本的な目薬などの無料提供、
専門病院の紹介や紹介状の手配、
重い症状の人には後遺症に対する診断書の発行、
眼鏡の処方や専門店の紹介、
場合によっては心療内科などの紹介、
後遺症に対する精神的な問題の外部カウンセリング、
失職の場合の手続きの相談、
などを、好意的に・真摯な態度で行ってくれてもよいように思います。