くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

光過敏症とカラーレンズ @ Level 3.8

レーシックの後遺症の一つに、
光過敏というものがあります。

英語で言うと、
Light sensitivity。


眩しい光…

晴れた日の太陽、
蛍光灯、部屋のライト、
コンビニの光、デパートの光、
果てには、会社の部屋の蛍光灯、
仕事用のパソコン、
iPhoneの画面など、
青・白系の光や、
強い光にあたると、

頭痛や眼の表面の痛みが、
一気に加速します。


よく、映画とかの拷問場面で、
眼に鋭いライトを当てて、
「これでもはかねーのか!」
とやってる、あれです。


遠近両用プリズム眼鏡をする前は、
お客様と直面で会議をするとき以外は、
薄い色つきのサングラスをかけていました。


以前、客先でトラブル対応をしていた際に、
年配のお客様から、

「色つきサングラスで仕事とは何事か!」
とおしかりを受け、

「いえいえ実は近視矯正手術を失敗いたしまして…」
と、今までの難民経緯をすべて説明せざるを得ない、
という状況に追い込まれた経験があります。


そのお客様には、
まず、レーシックという手術を説明するところから
始める羽目になり、

トラブル対応どころか人生相談になりましたが


「それはえらいこっちゃ、
孫に忠告しておかんと!
そんな手術がまかりとおるんかいな!」

と、結果的には良いところで着地しましたが。



ただ、毎回客先でゼロから説明するわけにはいきません。


「色眼鏡」という単語が、
悪い意味で使われるように、


まだまだ日本には、
カラーレンズ遮光眼鏡の市民権がありません。


ぜひこの機会に、
「職場でサングラスなんて!」
と、それこそ色眼鏡で見ずに、


そのような眼の障害や後遺症があることを、
理解していただける社会になればと思います。


カラーレンズで無いと、
生活ができない眼にされてしまった、
あるいは元々そういう障害を持つ人が、

確実に
ここに
いるのです。


私は、
今はブルーライト遮光の透明レンズで作った
プリズム遠近眼鏡をかけています。


プリズム眼鏡を処方されるときに、
「薄く茶色の色つきにした方が、光刺激がありませんよ」
と言われたのですが、
…上記の都合により、色を入れることができませんでした。


しかし、

カラーレンズにする勇気と根性?が無かったせいで、
遠近両用プリズム眼鏡の上から、
サングラスをかけて生活している日もある、
くろねこです。


今日はそんな
ダブル眼鏡の日でした。