くろねこの涙

レーシック難民になってからの記録

治療用コンタクト難民

治療用コンタクトの使用感は、「微妙」の一言につきますが、緊急時のために持っておくのは悪くありません。

眼の表面が激痛の時に、バンドエイド的に使用してみるっていう、お守りみたいな感じです。

ただし、通常の医療機関や眼科などで簡単に安く手に入るものではありませんし、医学的な診断としては「単なる重症のドライアイ」の私に、治療用コンタクトを処方してくれる先生はほとんど居ないかもしれないとの話でした。

そこで、A眼科医院の先生からいただいたアドバイスというものは、こういうものでした。

「レーシックをした病院なら、必ず治療用のコンタクトレンズがあるはずだから、安く・あるいは無料で手に入れることが出来ると思うよ?」


…治療用コンタクトレンズをゲットしに、レーシック手術をした病院へ行ってきました。
目的はただひとつ、「治療用コンタクトを入手する」。


どうやら私が行ったレーシック手術は、アフターケアが10年あるらしく、
まだ全然保証期間内でした。


2年目検診ということも含めて診察してもらった結果は…

1) ドライアイ

レーシックでドライアイになったというよりかは、年齢的なものでドライアイになったとのことでした。

明らかに、術前のドライアイ検査よりも涙の量や質が悪くなっていると思うのですが、あくまでこの2年間、私の「加齢」のスピードがとんでもなく速かったから、ドライアイになったらしいです。


2) マイボーム腺梗塞

レーシックでマイボーム線梗塞になったというよりかは、年齢的なもの。眼を暖めて、眼軟膏を定期的に付けるように言われました。

そもそも、レーシック前にマイボーム腺の検査ってありましたっけ?


3) 治療用コンタクトレンズ

結局、ドライアイの人にコンタクトレンズとはお薦めできない、治療用コンタクトレンズは、角膜に傷があったり、角膜がはがれている人にしか処方しない、くろねこさんの角膜はとても綺麗なので該当しない、とのことで処方はしてもらえませんでした。


確かに、他の眼科医院でも同じような診断が下ると思いますので、
その判断は妥当なのかもしれませんが...

So What??


4) 外斜位・手元(近距離)が二重に見える


最後に、
眼鏡がないと、手元が全部二重に見えて本当に見えづらくて困っているんです…
ご飯とかも見えないんです…
と言ったら、

「くろねこさんがかけていらっしゃる眼鏡、プリズム入りですよね?」
「はい、その通りです。」
「外斜位があるから、手元が複視になっちゃうんですよ。焦点が合わなくなっちゃうんですよね?」
と、外斜位の説明をしてくださいました。

知ってたら事前に、外斜位の検査しろよ・・・
明らかにそんな検査なかったぞぉ?

「レーシックと関係なく、加齢とかストレスでなることありますからね、外斜位。」

加齢とストレスですか。
40歳でごっつい加齢ということでしたら、
当時37歳の私に、レーシック手術を勧めてはいけなかったのではないでしょうか?


やったら難民用語に詳しい先生が対応してくださったので、一応、後遺症などの勉強はしてくださっているのですね。

先生自体はしっかりされた聡明な方だったので、なんかその知識や話術を、本当に困った人を助けるベクトルに使っていただけたら、もう少し気持ちよくクリニックを後にできたのになぁ、と思いました。


眼軟膏とサンティア、迷子の涙点プラグを入れていただいて帰宅しました。

10年保証期間内ということで無料診察でした。